わがまま気ままなブログ

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「HAGISO」大型複合施設に負けない最小の複合施設

どーもイワノリです

 

現在、大型複合施設が閉鎖されて、

その残った建物が問題になったりしていることはご存知でしょうか?

 

そんな勿体無いことではなく、こういった選択もあるんだなと

教えてくれた建物に出会いましたのでご紹介します

 

 

先日参加した

「活き、生き、スキルUP」起業塾

の開催場所が東京都台東区谷中という場所でした

 

最寄駅は日暮里駅と千駄木駅

東京都では北東にあたる地域です

 

イベントで、30分だけその施設の方にお時間を取っていただいており、

代表の方のお話を聞くことができました。

 

その施設とは

「HAGISO」

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2階建の木造建築で

1階はギャラリー、カフェ、レンタルスペース

2階には建築士事務所、ホテル&ショップ

 

もともとは1955年に建築された木造アパート「萩荘」

2004年からは東京藝術大学の学生によって、

アトリエ兼シェアハウスとして使われていました。

しかし2011年の東日本大震災をきっかけに老朽化が原因で解体のする方針となりました。

 

もともと、この建物の周りでも

突然、昔ながらの建物や風景が失われていくことがあり

代表の方や学生は寂しく感じていたそうです。

 

そこで少しでもこの建物をみんなの記憶に残したいという思いから、

建物のお葬式として企画したグループ展

「ハギエンナーレ 2012」を開催。

萩荘に集まっていた学生やアーティストたち約20名が

建物全体を使って作品を展示したところ

なんと3週間で1500人の来場者が!

 

この予想外の盛況を受けたことにより「萩荘」ん価値が見直されて、計画は一転。

改修され生まれ変わることとなり、

2013年3月に「最小文化複合施設」としてオープンしたそうです。

 ※HAGISOのパンフレットから引用

 

 

6畳1間の共用トイレ、風呂無しの6部屋のアパート

この木造アパートが今や内装はリノベーションされて

おしゃれなカフェやホテルやショップに

 

しかし、ここで気づく方もいらっしゃるかもしれません

ホテルも入っている

ということです

 

スペース的にどうなんだと思う方

ご安心ください

ホテルと言ってもこの建物には

ホテルのレセプション(受付)しかありません

 

なら実際どこで泊まるのか?

「離れ」があるんです

その名も「hanare」

 

仕組みはこうです

「HAGISO」でチェックインして

少し歩いていただき

「hanare」に泊まっていただく

 

なぜこういう形を取っているのか?

目的は

「周りの景観を壊すことなく、

 そして周りの地域へお客さんを流す」

こういうことらしいです

 

イタリアにはこういった仕組みが出来上がっていて

「アルベルゴ ディフーゴ」

アルベルゴ・ディフーゾとは、「点在して広がる宿」という意味。過疎化した農村の空き家や地元のレストランを宿泊施設にすることによって空き家問題を解決しつつ、村を活性化しているんです。

※「HAGISO」の代表、宮崎さんのインタビュー内容を引用

http://nipponmkt.net/2016/03/25/inbound_mishina02/

これを日本でも考えたそうです。

 

「HAGISO」での宿泊プランは

風呂無し、朝食ありです。

朝食は「HAGISO」のカフェで食べていただき、

お風呂は徒歩5分以内の銭湯を使っていただく形になっているそうです。

レンタサイクルも街の自転車屋さん、文化体験は稽古教室なども

 

結構ホテルや旅館などに泊まると引きこもりがちになりますよね?

そこで「HAGISO」では

外へ出ていただき外でお金を使っていただくため

こういった仕組みをしているそうです

「町に泊まる」というイメージですね

ご飯は近くの居酒屋さんだったり、お土産も近くのお店で買っていただく

自分だけでなく周りにも、すごくいい仕組みですね

 

 

僕も高知でおいおいゲストハウスというか

友達や知り合いが気軽に集まれる場を提供したいと考えているので

こういった形もあるんだなと勉強になりました!

 

ではまた!

 

「HAGISO」

hagiso.jp